トルコ最大の遺跡。紀元前12世紀に建設された都市国家跡で、トルコ西部の港町イズミルから南に50kmほど 離れているところにある。最盛期をローマ帝国時代に迎え、小アジア属州の首都でもあった。 ローマ時代の都市遺跡としては、群を抜いて保存状態が良く紀元前7世紀には古代における世界七不思議 の一つであるアルテミス神殿が建設された。キンメル人、リディア人、ペルシャ人、マケドニア王国、 セレウコス、ベルガマ王国など様々な列強に支配され、紀元前133年にはローマ帝国の支配下にはいり 最盛期を迎えました。 保存状態が良い上に、都市が丸ごと残っているその壮大さも見どころで、大通りを歩くと両側の町並みが 浮かんでくるようです。見どころは盛りだくさんですが、その中でも一万冊以上の蔵書を持っていた セルシュス図書館には圧倒されます。また、大劇場は2万5000人も収容可能で、その音響効果は抜群。 現在でも実際にコンサート会場として利用されているようです。実際に聴いてみたいものです。 その他に、トラヤヌスの泉、ヘラクレスの門、クレディア通り、トミテャヌス神殿、ポリオノ泉、 メミウスの碑、ヴァリウスの浴場跡、公衆トイレ跡、プリタネイオン、古代の売春宿の看板　 など盛り沢山。中でも、勝利の女神の彫刻でギリシャ神話に出てくる天使の翼から あの「ナイキ」のマークがデザインされたことを初めて知りました。 6月中旬だというのに暑いこと40℃もありました、日傘と飲料水は必携で人出もすごく ゆっくりと撮影も出来ない状態でした、冬の季節だと良い写真が撮れるそうです。 69枚の写真を使ってスライドショーを作りました、雰囲気を想像していただければ幸いです。 (2012.08.18　dora記)